本を読もう!その2『頭に来てもアホとは戦うな!』

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「頭にきてもアホとは戦うな!」を最近読みました。
テレビで紹介されていたのですが面白かったのでご紹介します。

 

概要


(著者)田村耕太郎
日本戦略情報支援機構代表取締役、国立シンガポール大学リー・クワンユー公共政策大学院兼任教授


(概要)
目次は、
第1章:アホと戦うのは人生の無駄
第2章:臆病者のための戦略的コミュニケーションのススメ
第3章:どんな強者でも味方にする"人たらし"の技術
第4章:権力と評価の密接な関係
第5章:他人の目を気にするな
最終章:アホとではなく自分と戦え
となっています。

 

著者は元政治家だったとのことで、政治家時代に自身が経験された内容が中心となっています。

 

アホと戦うことで得られるものが何かを考えた時に、本当に戦う必要があるのかを考えさせてくれます。
ここでいうアホとは、「あなたがわざわざ戦ったり悩んだりする価値のない人」のことを指します。
会社の上司や、自分の周りにいる人で、自分に影響を、及ぼす人を想定すると良いと思います。

 

本から得た学び

・アホな人は確実にいる中で、いかに戦わない選択をするか

 

アホな人と戦うことで自分にとってのメリットがどれだけあるかというとほとんどないとのことでした。まず心がけることはそういった人と関わりをできるだけ持たないことになります。
もし関わりがある場合はできる限り最小限になるよう意識しましょう。

 

・そうは言っても身近な所にアホな人がいた場合はどうするの?

 

相手がどんな時にどんな反応をするかを見極めることが大切だということでした。メンツより実利を取りなさいということです。
それでも相手が絡んできてカッとなったら、、アンガーマネジメントを活用しましょう。本の中では幽体離脱と表現されていましたが、意識を自分に集中させて冷静になりましょう。

 

・事を成すために必要なスキルは相手の心を見抜く力である

 

相手の気持ちを動かす為には相手の気持ちを理解する必要があります。相手の気持ちを理解することができれば例えアホな人であっても戦う必要はなくなります。その為には相手の気持ちを考えることが必要です。
ちなみに本の中では「非難するな・認めよ・相手の欲しがるものを理解せよ(デール・カーネギー)」を推奨していました。

 

・ストレスの多い人は何事にも過剰に期待している人

 

「人生はそもそも理不尽なもの」ということが理解できていれば、そもそもストレスは大きく減らせるということでした。過剰に期待しているからこそそのギャップにストレスが生じてしまいます。
理不尽なこともあると理解することが大事なんですね。

 

・それでも一度はアホな人と戦うこと

 

アホな人と戦わないことが書かれている本ですが、それでも一度は戦った方が良いということでした。何事においても一度経験してみるということが大事なんですね。
戦ったことがない(=0)とある(=1)の差は大きいですね。戦い方を理解した上で、一度戦ってみましょう。

 

・人生の主役は自分自身

 

人に振り回されること=他人の人生を生きていることと考えると、自分の人生なのにもったいない気がします。1度しかない人生、他人の為に生きていませんか?もちろん、必要な時もあるでしょう。でもそれは本当にあなたしかできませんか?
死ぬ時に自分の人生生きていなかったなと後悔してももうどうしようもできません。ちゃんと自分の人生を生きているか、時々振り返るようにしましょう。

 

個人評価

 

・読みやすさ、量について

 

非常に読みやすかったです。
私はキンドルで購入し読みました。

 

・学びを活かせるか

 

考え方について学べることは多かったです。
実際にアホな方(理不尽な方)が周囲にいる方にはおススメです。

 

・オススメ度

 

話題になる本だけあると思いました。
面白さ、考えさせられ度、気付きどれもたくさんありました。
個人評価としては星★★★★★です。

 

※個人評価
★1つ→オススメできない
★2つ→あまりオススメできない
★3つ→個人で楽しむ分には良い
★4つ→オススメできます
★5つ→ぜひ読んだ方が良い

 

(参考)頭に来てもアホとは戦うな!
https://goo.gl/HVE9rQ