本を読もう「不祥事」「花咲舞が黙ってない」

 

前回は半沢直樹シリーズをご紹介しましたが、今回は花咲舞シリーズをご紹介したいと思います。
私が読んだのは2冊です。

「不祥事」「花咲舞が黙ってない」です。
作者は池井戸潤氏です。半沢直樹と同じ作者ですね。

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「不祥事」池井戸潤(2004年 実業之日本社

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花咲舞が黙ってない池井戸潤(2017年9月 中央公論新社

 

花咲舞もドラマ化された話ですね。

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ドラマ「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ 第一シリーズ:2014年4月~6月、第二シリーズ:2015年7月~9月放映)


恥ずかしながらドラマ化されていたのは知りませんでした。

花咲舞のドラマの原作は全部で6冊出ているようです。小説の「花咲舞が黙ってない」自体はドラマには使われていないようです。
ストーリーとしては東京第一銀行を舞台に花咲舞と上司の相馬健が様々なトラブルを解決していく話です。

 

東京第一銀行を舞台にと読んだ際に、あれ?半沢直樹のいた銀行と同じ名前だっけ?と思いましたが、半沢直樹のいた銀行は東京中央銀行でした。微妙に違いますね。
では全く関係ないかというと、実は関係あります。東京中央銀行は、東京第一銀行と産業中央銀行が合併してできた銀行になります(設定)。

 

つまり、半沢直樹の世界と花咲舞の世界は別物ではなくつながっているんですね。
花咲舞のいた東京中央銀行半沢直樹のいた産業中央銀行が合併し東京第一銀行ができる。
なので時代背景としてはドラマ半沢直樹の前の時代になります。

 

もちろん同一作者が描いているので設定はいかようにもできますが、半沢直樹を読んだ後なだけに、非常に面白く読むことができました。
個人的に残念なのはドラマを見ていないので顔を想像しながら読み進めることができない点ですね。

ストーリー(ネタばれ無し)

東京第一銀行本社に設置された臨店グループ。店舗に臨店し、調査、指導を行うことが業務だが、相馬健と花咲舞が配属になった。

銀行の支店で起こったトラブルに対して2名は臨店し、調査を行うが、様々な障害が立ちはだかる。

その障害に対してどう立ち向かっていくかが小説の醍醐味となります。

「不祥事」は臨店グループ発足時の話で、「花咲舞がだまってない」は解散直前の話となります。

 

感想

実際読んだのは2冊ですが、半沢直樹同様に読後はスカッとします。
1つ1つの話自体は半沢直樹ほど複雑ではないのでシンプルですが、仕事の仕方についても人付き合いに関しても学ぶことが多いと感じました。
半沢直樹同様組織で働く人におススメです。

 

まずは1冊から読んでみてはいかがでしょうか。