本を読もう「下町ロケット3 ゴースト」

今回も前回に引き続き本の紹介です。
今回は(も?)池井戸潤氏の「下町ロケット3 ゴースト」です。

 

 

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(参考)小説下町ロケット表紙

 

ちょうどテレビでドラマが始まりますね!
今回ドラマで始まるシリーズの原作になります。

 

概要(ネタバレなし)

 

今回のテーマは農業になります。
といっても農業をやる話ではなく、農作物の機械へのチャレンジとなります。
これまでに農作物の機械に関しては作った経験がない中で、チャンレジすることになります。

 

今回も当然ながら、高い技術力で見事仕事を獲得!チャンチャン♪となる訳もなく、様々な障害が立ちはだかります。
裏切りや怒り、笑いや涙、そして仲間との信頼関係など、今回も読みごたえ満点です。

 

感想

 

私自身過去の2作を読んでますので、今回は期待しながら読みました。
そして、期待通りの面白さでした。

 

人間ドラマももちろんですが、社会人としての仕事との向き合い方、人付き合いの在り方についても、学ぶことができます。
話自体は1冊完結型なので、ここから読んでも面白いのですが、過去の2冊を読んでいると面白さが増しますのでおススメです!

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(参考)TBSHP

 

ドラマから見ても良し!先に小説を読んでも良し!ぜひ一度下町ロケットに触れてみてください。

本を読もう「下町ロケット2 ガウディ計画」

今回紹介するのは前回に引き続き池井戸潤氏の「下町ロケット」シリーズになります。
シリーズ2はガウディ計画というサブタイトルがついています。

概要(ネタバレなし)

 
下町ロケット1はロケットがテーマの作品でした。
今回は「医療」がテーマとなっています。
 
医療と言っても主人公は中小企業の社長さん(佃氏)なので、医学的な話ではありません。
精密機械を作る企業として、今回は人工心臓の分野にチャレンジする話になります。
 
当然、あっさり実現できる訳ではなく、ライバルだったり医学分野の既得権益が出てきます。
そういった障害とどう向き合うのか!?というのが見どころになります。
 

感想

 
前回とは全く異なる分野になりましたし、前回が面白過ぎたのでどうだろうと思いながら読みましたが、今回も
 
「非常に面白い!」
 
内容でした。
今回は特に事業をされている方にはおススメではないかと思います。
自分の事業を進めていく上で、どんな点に注意しなければいけないのかといったところも学ぶことができます。
 
私自身も、自分の会社に置き換えて考えましたし、今後独立した時(するのか?!)の参考にしたいと思いました。
とにかく読み応え十分な作品になっています。
 
ぜひ面白い小説ないかなーと探していらっしゃる方は読まれてみてください。

本を読もう「下町ロケット」

暑い夏もようやく終わり、涼しくなってきましたね。毎週やっているジョギングもフラフラするほどではなくなってきました。

そして読書の秋到来ですね!私もジョギングしながら音声で本を聞いています。
最近は池井戸潤氏の本にはまっています。これまで「半沢直樹」と「花咲舞」を紹介しましたが、今回は「下町ロケット」のご紹介です。

 

 

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概要(ネタバレなし)


宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平が、死んだ父の経営していた中小企業「佃製作所」の社長となり、社員たちと共に奮闘する姿を描く。

 

小学館発行の『週刊ポスト』に2008年4月18日号から2009年5月22日号まで連載され、加筆・訂正の後、2010年11月24日に単行本が小学館より刊行された。
2013年12月21日には小学館文庫版が刊行された。第145回(2011年上半期)直木三十五賞受賞作品、および、第24回(2011年)山本周五郎賞候補作品。
(以上ウィキペディア参考)

 

となります。2015年にはTVドラマ化もされていますので、見られた方も多いのではないでしょうか。

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私も見ようと思って録画していたのですが、見ることなく上書き保存されていました。。


感想

 

今回池井戸さんの本を読んできて、読んだことのない本を読みたいと思い購入しました。
ドラマも見なかったので、前知識としては、下町の中小企業がロケットを作る話っぽいという程度でした。


正直読み始めるまではあまり関心が湧かない内容でした。
実際読んだ個人の感想としては、


「非常に面白い!ぜひ読んだ方が良い!」

 

という内容です。直木賞受賞している作品というだけあって、最高の作品だと思いました。
人間ドラマもそうですが、ビジネス本としても十分通用する内容でした。実際に本を読んで仕事に活かそうと思った点も多くあります。

 

まだ読んだことの無い方はぜひ一度読まれてみても良いと思います。
なお、10月よりTBSにてドラマとして放送されるようですね。こちらは3作目をドラマ化したようです。
私はまだ本が追いついていないのでドラマ開始までに読み終わりたいと思います。

美術館に行こう「荒木飛呂彦展に行ってきました」

前回に引き続き美術館に行こうシリーズです。
今回も国立新美術館に行ってきました。目的は「荒木飛呂彦原画展 JOJO冒険の波紋」になります。

 

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概要

荒木飛呂彦先生は少年ジャンプを読んでいる(いた?)方にはおなじみ「ジョジョの奇妙な冒険」の作者です。
今回はジョジョの奇妙な冒険生誕30周年ということで記念としての展示会でした。

 

最初は前回国立新美術館を訪れた際に開催を知り、行こうと思ったのですが、チケットを前もって購入しておく必要があり、当日券も売り切れだった為に行けませんでした。
今回はしっかりと事前に予約を行い、入ってきました。

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(写真)入り口の看板

 

ちなみに入場チケットは2時間おきになっています。
中に入ってからの時間制約はありませんでした。概ね2時間あれば見終わるでしょということですかね。
実際に私は10時入館チケットをもって、到着したのが10時40分!ぐらいだったのですが、その段階でまだ全員入っておらず少しずつ入場している状態でした。

中の状況


訪れたのが金曜だったのですが、予想に反して人が多く、各作品の前には人だかりができている状態でした。
各テーマごとに展示物があり、一部写真撮影OKでした。その時撮った写真がこれです。

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(写真)店内展示物(撮影OK)


展示物を見た後はお土産コーナーでしたが、その場で購入するのではなく、お土産一覧を見た後に申し込み用紙に希望の商品を記入(番号にチェック)して別の部屋で購入となります。
そして全て販売している訳ではなく、既に売り切れ商品も多数ありました。希望される方はお早めに行かれた方が良いですよ!

 

私が購入したのはクリアファイル(×8個)と記念本とタオルとTシャツでした。
結構買っていますね。。

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(写真)購入アイテム

展示物


テーマが5つありました。
「宿命の星因縁の血」「スタンド使いはひかれ合う」「JoJo's Design」「ハイ・ヴォルテージ」「裏切り者はここにいる」となります。
各テーマごとに原画や展示物があり、それぞれ楽しむことができます。

 

今回の展示会用に書き下ろした作品もあり、ジョジョファンにはたまらない空間になっています。
初代ジョジョから最新作まで、知っている作品も知らない作品も楽しむことができますよ。

 

時間はじっくり見ると2時間、早く見ると1時間ぐらいでしょうか。
私は1時間ちょっとで見終わりましたが、十分楽しめました。

なお、音声ガイド(有料)を借りることができ、音声ガイドでは荒木飛呂彦先生とナレーターの方が解説をしてくれます。


見るだけよりも音声で解説があった方が理解が進むのでお勧めです。

展示会は10月1日まで開催されているようですので、興味ある方はぜひ行かれてみてください。

 

展示会の案内はこちらです。
http://jojoex-2018.com/

美術館に行こう「ルーブル美術館展行ってきました」

平日お休みをいただきましたので、国立新美術館にて開催されている「ルーブル美術館展」に行ってきました。

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ルーブル美術館展についてはこちらに書かれていました。
 
ルーブル美術館展概要」
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今回は、ルーブル美術館に展示されている作品より「人は人をどう表現してきたか」をテーマに展示されています。
作品自体は紀元前のものから、18世紀の作品まで様々ですが、1つのテーマのもと、複数のブースに区切られており、それぞれで楽しむことができました。
 
私は普段は絵画を楽しむことが多いのですが、今回は彫刻も多く、いつもとは異なる雰囲気を楽しむことができました。
特に紀元前のものは、2千年以上昔に作られたとは思えないぐらいのものが多く、感慨深く鑑賞できました。
 
・館内の様子について
 
今回は平日に行ったこともあり、非常に落ち着いてみることができました。
とはいえ、国立新美術館ですので、それなりに人は入っていましたが、全く前に進まないとかではなく、ゆるーく進んでいく感じですね。
 
平日訪れるのがやはりおススメです。
 
・番外編
 
国立新美術館で同時期に開催されている企画展で「荒木飛呂彦原画展」がありました。
週刊少年ジャンプで連載されていた「ジョジョの奇妙な冒険」の作者荒木飛呂彦氏の原画展になります。
 
面白そうだったのでこちらも行こうと思ったら1日の入場客数が決まっているようで、既に当日券は売切れとなっていました。
こちらはまだしばらく開催されているようなので、興味ある方はぜひ行かれてみてはいかがでしょうか?
(私は9月8日のチケットを取りました)
 
ジョジョ展の案内はこちらです。

本を読もう「不祥事」「花咲舞が黙ってない」

 

前回は半沢直樹シリーズをご紹介しましたが、今回は花咲舞シリーズをご紹介したいと思います。
私が読んだのは2冊です。

「不祥事」「花咲舞が黙ってない」です。
作者は池井戸潤氏です。半沢直樹と同じ作者ですね。

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「不祥事」池井戸潤(2004年 実業之日本社

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花咲舞が黙ってない池井戸潤(2017年9月 中央公論新社

 

花咲舞もドラマ化された話ですね。

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ドラマ「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ 第一シリーズ:2014年4月~6月、第二シリーズ:2015年7月~9月放映)


恥ずかしながらドラマ化されていたのは知りませんでした。

花咲舞のドラマの原作は全部で6冊出ているようです。小説の「花咲舞が黙ってない」自体はドラマには使われていないようです。
ストーリーとしては東京第一銀行を舞台に花咲舞と上司の相馬健が様々なトラブルを解決していく話です。

 

東京第一銀行を舞台にと読んだ際に、あれ?半沢直樹のいた銀行と同じ名前だっけ?と思いましたが、半沢直樹のいた銀行は東京中央銀行でした。微妙に違いますね。
では全く関係ないかというと、実は関係あります。東京中央銀行は、東京第一銀行と産業中央銀行が合併してできた銀行になります(設定)。

 

つまり、半沢直樹の世界と花咲舞の世界は別物ではなくつながっているんですね。
花咲舞のいた東京中央銀行半沢直樹のいた産業中央銀行が合併し東京第一銀行ができる。
なので時代背景としてはドラマ半沢直樹の前の時代になります。

 

もちろん同一作者が描いているので設定はいかようにもできますが、半沢直樹を読んだ後なだけに、非常に面白く読むことができました。
個人的に残念なのはドラマを見ていないので顔を想像しながら読み進めることができない点ですね。

ストーリー(ネタばれ無し)

東京第一銀行本社に設置された臨店グループ。店舗に臨店し、調査、指導を行うことが業務だが、相馬健と花咲舞が配属になった。

銀行の支店で起こったトラブルに対して2名は臨店し、調査を行うが、様々な障害が立ちはだかる。

その障害に対してどう立ち向かっていくかが小説の醍醐味となります。

「不祥事」は臨店グループ発足時の話で、「花咲舞がだまってない」は解散直前の話となります。

 

感想

実際読んだのは2冊ですが、半沢直樹同様に読後はスカッとします。
1つ1つの話自体は半沢直樹ほど複雑ではないのでシンプルですが、仕事の仕方についても人付き合いに関しても学ぶことが多いと感じました。
半沢直樹同様組織で働く人におススメです。

 

まずは1冊から読んでみてはいかがでしょうか。

 

本を読もう「半沢直樹シリーズ」

週末はジョギングしながらiPhoneで本を聞くのが習慣になっています。
最近は半沢直樹シリーズを読みましたので紹介します。
 

 

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ドラマで話題になった半沢直樹の原作です。
原作の小説では4冊あります。


「俺たちバブル入行組」
「俺たち花の
「ロスジェネの逆襲」
銀翼のイカロス

です。少しずつ読み進めて4冊読み終わりました。どれも最高に面白かったです。

 

あらすじ(ネタバレなし)

物語は半沢が銀行に入行したところからスタートします。官僚化した銀行内で、自分の信念に基づいた行動を続ける半沢直樹が自分に降りかかる様々なトラブルにどう立ち向かっていくか、が描かれています。

 

基本的に1冊読みきりになっており、巻が進んでいくごとに時代も進んでいきます。半沢自身の環境も少しずつ変化しますので、自分に照らしながら読めます。
ストーリーはドラマで放送されたものももちろん入っていますし、そうでないものもあります。

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(参考)TBSHP「半沢直樹」より

http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/

感想

私の場合、ドラマで知ったので、ドラマの世界が頭の中で描かれていました。半沢もリアルに顔を想像しながら読んでいきました。
ドラマに出てきたストーリーもありましたが、程よく忘れてて、改めて楽しく読めました。

 

銀行という大きな組織の中で、自分の信念をどこまで貫き通すか、半沢の愚直なまでに真っ直ぐな姿勢に時にハラハラし、時に感動しながら読めました。
自分だったらどうするだろうかなど、会社員の方でしたら自分に置き換えても読めると思います。
(私だったらとっくに長いものに巻かれています)

 こんな人にオススメ

 会社員の方で組織で働いている方でしょうか。
仮想自分で読むと、ちょっとした高揚感に浸ることができます(笑)

 

ドラマを見て面白かったと思った方でしたら楽しめると思います。
まずは1冊から読んでみてはいかがでしょうか。