本を読もう!その1『おやすみ前の5分禅』

最近読んだ本『おやすみ前の5分禅』(2018年3月10日発売)の紹介をしたいと思います。
 

f:id:hideaki-nonaka52:20180306232118j:plain

①著者について
 
島津清彦(しまづ・きよひこ)氏
株式会社シマーズ代表取締役、1965年、東京都生まれ。一般社団法人禅トレプレナー協会代表理事スターツピタットハウス株式会社代表取締役ソニー不動産取締役。東日本大震災での被災を機に上場企業の社長というキャリアを捨て、2012年に独立起業。
その後、多くの世界一流のリーダーが禅にたどり着くことを知り、自らも出家得度して仏門入り。経営者と禅僧とういう二つの顔を持ちながら、現在は官公庁、大手企業を中心に禅を生かしたコンサルティングや研修、講演、坐禅指導などを行う。
※参考:同書プロフィール
 
②概要
 
全体で5章+特別章となっています。
各章にわたり、禅の言葉を紹介しています。
章の位置付けは以下の通りとなります。
 
第1章→困難な状況を乗り越える、禅の言葉
第2章→仕事がうまくいく、禅の言葉
第3章→コミュニケーションが円滑になる、禅の言葉
第4章→メンタルを鍛える、禅の言葉
第5章→上司や部下とうまく付き合う、禅の言葉
特別章→いつでもどこでも禅「行住坐臥」
 
それぞれに役に立てる禅の言葉に対して、意味とどう活用できるかを著者が解説しています。
一期一会(いちごいちえ、意味→一生に一度しか会えないという想いで相手と向き合う)のように聞いたことがある言葉もあれば、名利共休(みょうりともにきゅうす、意味→名誉や損得は少し横に置いて一人の人間として向き合いましょう)のような非常に心に沁みる言葉まで紹介されています。
本書の中では70の言葉と意味、活用方法が紹介されています。
 
特別章は、禅の組み方が具体的に紹介されています。
様々なシーンにおいてどう禅を組むのかがイラスト付きで具体的に書かれており、すぐに実践できます。
 
③良かった点
 
・禅の言葉を知ることができる
 
昔の人が考えた言葉ですが、驚くほど現代でも活かせることが分かります。
順番に読んでいっても良いですし、パッと開いて見ても楽しめます。
困った時や悩んでいる時に活用できるかも!?
 
坐禅の組み方が分かる
 
多くの人は坐禅を組む経験自体が少ないと思います。本の中で、具体的に組み方を教えてくれています。
姿勢や心構えはもちろんですが、場所別での実践方法や道具の紹介もされており、実際にやってみたい人にとってはハウツー本として活用できます。
 
④残念だった点
 
・パターンが単調なので飽きる
 
全体がストーリーとしてつながっている訳ではなく、カテゴリ別に言葉の紹介と解説が見開きで記載されています。
名言集のような流れになりますので、さらっと読める反面物足りなさを感じるかもしれません。
 
⑤個人評価
 
・読みやすさ、量について
 
内容的には非常に読みやすかったです。
量も190ページで隙間時間で読める量でした。
価格も917円(税別)とリーズナブルです。
 
・学びを活かせるか
 
これから禅を始める方はノウハウもありますので、使えます。
用語についても参考になる内容が多くありました。
 
・オススメ度
 
禅をやったことのない方にはオススメできます。
私は一度読んだ後に、定期的に言葉の部分を見直しています。
個人評価としては星★★★★です。
 
※個人評価
★1つ→オススメできない
★2つ→あまりオススメできない
★3つ→個人で楽しむ分には良い
★4つ→オススメできます
★5つ→ぜひ読んだ方が良い